「自分の内側を見てみましょう」
そう言われると、少し怖くなる方がいます。
自分に原因があると言われるのではないか。
つらい過去を無理に話さなければならないのではないか。
そのような心配があるのは自然なことです。
内側を見ることは、自分を責めることではない
心身の不調があると、「自分が弱いから」「考えすぎだから」と自分を責めてしまうことがあります。
カウンセリングで内側を見る目的は、責任の所在を決めることではありません。
今までどのような状況で、どのように考え、何を守ろうとしてきたのかを理解することです。
当時は必要だった考え方が、今の自分には苦しさを生んでいる場合もあります。
それに気づくことは、過去を否定することではありません。
話したくないことは、話さなくてよい
カウンセリングでは、すべてを話さなければならないわけではありません。
話せるところから始めます。
言葉にならないときは、「うまく説明できない」と伝えるだけでも構いません。
沈黙する時間も、考えるための時間です。
相談者の準備が整っていない内容を、無理に掘り下げることはしません。
出来事だけでなく、受け止め方を知る
同じ出来事でも、人によって感じ方は違います。
何が起きたかだけでなく、そのとき何を感じ、どのように受け止めたのかを振り返ります。
- 期待に応えなければならないと感じた
- 迷惑をかけてはいけないと思った
- 本音を言うと関係が壊れる気がした
- 休むことに罪悪感があった
こうした思い込みは、長い間、自分を守ってくれたものかもしれません。
役目を理解したうえで、今も必要なのかを考えます。
体の症状を心理だけで説明しない
体の不調を、すべて心や考え方の問題にすることはできません。
症状には医学的な確認が必要な場合があります。
強い症状や変化がある場合は医療機関へ相談してください。服薬中の方は、自己判断で薬を変えず、主治医や薬剤師へ確認しましょう。
カウンセリングは医療の代わりではなく、生活背景や気持ちを整理する一つの方法です。
自分で選べる範囲を見つける
内側を見ることで、すべてを自分で解決しなければならないわけではありません。
自分で変えられること。
人に助けを求めること。
医療者へ確認すること。
今は変えられないこと。
それぞれを分けると、抱えているものが少し軽くなることがあります。
ブレない軸は、一度で完成しない
自分の軸は、誰かから渡される答えではありません。
話し、考え、選び直す中で少しずつ育つものです。
Lucoreは、一時的な癒しだけを目的にするのではなく、これまでの人生の物語を読み解き、これからの選択を考える時間を大切にします。


